先日、美人百花の付録について投稿しました。
その美人百花7月号の本の紹介に掲載されていた一冊を読んでみたので、今日はその感想を。
ダメOLですって⁉︎
自分がダメ人間だという認識があるので、もしかして何かすごいヒントが手に入るかも!と思って読んでみました。
この本の著者、成井五久美さんは、起業し情報サイトを運営、起業後1年で、会社の株式を3億円で譲渡したという女性です。
そんな人がダメOLだった? と不思議に思いませんか。
ダメOLの定義がそもそもおかしい
まず、タイトルに騙されました。
ダメOLって言ってるけれど、ただの戦略です。全然ダメOLじゃないです。
だいたい、学生時代に、東大の起業サークルに入り(自分は東大じゃなかったとしても)DeNAに入社して、数年後はトレンダーズに転職しているあたりで、もう、完全に勝ち組じゃないですか。しかも、野心満々で、30歳になるまでに起業するという明確な夢まであって。
ダメOLと言う点以外にも、表紙に小さく
田舎出身 女子大卒 貯金なし
とあるので、同じく田舎出身、地方大卒、貯金なしの私は、親近感がわいたのですが、残念ながら、そちらも期待を裏切られてしまいました。
ダメOLと言うのは、
これといった目標もなく、上司に指示された通りにその日の業務をこなし、アフター5のデートがいちばんの楽しみ♪
そんな女性じゃないかしら。まさに独身時代の私。
嘘つき!って思ったところで、もう買ってしまったので、ヒントを掴まなくては……
実は、そんな気持ちで読み始めました。
自分の人生をプロデュースする
人生のシナリオは自分で作る。
監督、脚本、主演(=自分)のドラマを作る気持ちで、自分の人生をプロデュースする。
そんな考えのもと、自己プロデュース=わたしという商品の設計方法を戦略的に構築して行くという内容でした。
成功するためには?
成功するための三種の神器としてあげられているのが
夢を公言する
根拠のない自信を持つ
自分の夢を一緒に叶えてくれる応援団を作る
の3点。
まずい、私にはどれも難しいものばかり。。。
特に、根拠のない自信を持つなんて、できそうに思えない。
だいたい、なぜみんな自信満々なんだろうと、日頃から不思議に思っているくらいなのに。
根拠のない自信の持ち方
根拠のない自信なんて、一体どこから湧いてくるわけ?
著書の成井さんは、幼い頃からお母様に、
「あなたは何かを成し遂げるために生まれてきた」
と言われ続けてきたそうです。その一言が根拠のない自信の源であったと。
その時点で0だ、私。。。
マイナスからのスタートじゃん。。。
と、後ろ向きになってしまうところでしたが、
後ろ向きになるために読んだわけじゃない、ヒントを見つけるために読んでるんだ!
と気を取り直して読み進めました。すると。。。
根拠のある自信を作るには
ほんの少しだけ共感する箇所が登場しました。
トレンダーズではあちゅうと一緒に働いていた著書の成井さん。
はあちゅうに対して、羨ましいなあ、それに比べて、なんで私は。。。という思いを抱いていたそうなのです。
こんな野心家でも、劣等感を抱くことがあるんだ!
と、ちょっと驚きました。
ただ、そこは野心家、ちょっと人とは違うのですね。はあちゅうのようになるために、目の前のことをひとつひとつ着実にこなし、根拠のある自信をつけようとしたのです。
これならマネできる!
根拠のない自信があって、才能もあって、だから成功できたんじゃんと妬むのは簡単。
その成功の裏には、想像できないくらいの努力があるはずですものね。
凡人+野心もない私には、できることをコツコツ重ねるくらいしか、マネできることがありません。
だから、このコツコツをやっていこうと思います。
いろんな種類の女性がいる
それにしても、一概に女性といってもいろいろな種類がありますよね。
この本の著者のように、10代から野心満々で、成功することだけを考えている人。付き合う男性も、成功のための踏み台(って言ったら悪いけど)みたいに考えている人。
彼や友達と楽しい時間を過ごすことが幸せでふわふわしている人。
自分の信じた道を地道に進む人。
色々です。
もともと持っている性格とか、気性とか、育ってきた環境とか、まあ色々要素もあるのでしょうが。
幸せって、本当に人それぞれだなあ。
そんなことを感じた一冊でした。
歳を重ねるとともに、ダメOLからダメ主婦・ダメ母に移行した私は、迷いながらも、自分なりの幸せを見つけようと思います。