もう20年以上昔のことになりますが。。。
大学4年生、就職活動中の夏が、初めての出会いでした。
就職氷河期に突入した年で、女子はセミナーすらうけさせてもらえない。。。なんて状態の就職活動。
コネもなく、独り暮らし、特にやりたいこともない私は、大苦戦の就職活動でした。
しかも、地方から都心に出るにはお金がかかる。
一度往復するのに当時は3000円くらいかかっていました。
そんなやる気のない就職活動でしたが、東京に来ると、いろいろと目新しいものがあるので、セミナー後のお買物のほうがずっと楽しくて。
なかなか就職先が決まらない不安や焦りはもちろんあるのだけれど、大きな本屋さんに寄ったり、お洋服を見たり、コスメコーナーをうろうろしたりすると、そんなブルーな気持ちも薄れたものです。
ある日、セミナー会場近くでふらりと入った本屋さんで手に取ったのが、「ごちそうさまがききたくて」。
これが、栗原はるみさんとの初めての出会いでした。
お母さんが家で作るようなご飯。
でも、ほんのちょっとよそ行き風にもなるご飯。
お料理だけでなく、食器や、さりげなく添えられたお花など、ご飯を取り巻く世界が楽しくて。
なんてことない日常のご飯を、丁寧に追いかけて一緒に食べているような、こんな作りのレシピ本を見たことがなかったので、とても新鮮に思いました。
もちろん、買って帰りました。
母に見せたら、
「これで本ができるなら、どこのお家のお母さんもみんな料理研究家になれるよね」
という、ちょっと辛辣なひとことが返ってきましたが(笑)
母は、専業主婦の鑑みたいな人なので、そう思うのも無理はないかも。
お料理はいつも、どれも、ほんとうにおいしかったし、献立もバラエティに富んでいたし。
高校生や中学生になったいまでも、うちの子たちが私の実家に喜んで行きたがるのは、母の手料理がおいしいからというのが大きな理由です。
当時はそんなことを言っていた母なのに、今では栗原はるみさんのファン。
私が見せた「ごちそうさまがききたくて」のことなんて、もうすっかり忘れていることでしょう。
テレビで見るようになって、こういう人がいるんだと初めて認識し、それでファンになったのでしょうね。
きっと、誰にでも、いろんなタイミングがあるのだろうな。
なぜこんなことを思い出したかというと、
今日、横浜に出かけたついでに、ちょっと遠回りしてベイクォーターまで足を運んでみました。
あまり行かないのだけれど、なんとなく歩いてみたくなって。
そのベイクォーターに、栗原はるみさんのゆとりの空間があるんです。
いつもは素通りしてしまうのに、なんとなく今日は、お店の中に入ってみました。
栗原はるみさんのお料理本に出てくるような食器や、調理器具、エプロンなどがありました。
これは、母にプレゼントしたら喜ぶだろうなあと。
それで、さっきの話を思い出したのでした。
こんな食器類、母世代はきっと喜びますよね。
地方では、デパートに行かないとこういうもの、ないですもん。
ゆとりの空間も、全国に何店舗かありますが、ほとんどが、県庁所在地にあるデパートの中。
使い勝手のよさそうな調理器具。
調味料の類も。
エプロンや部屋着も、栗原はるみさんが着てそうなものばかり(笑)
店内では、ご飯も楽しめます。
私は、お昼ご飯を食べたあとだし、ダイエット中なので、食べませんでした。
いつもなら、デザートだけ食べようかな。。とふらっと入るところですが(笑)
ゆとりの空間は、オンラインショップもあります。
自宅で使うものを買うのはもちろん、私は、母になにか贈ってあげたいなあと思いました。
商品を見るだけでも楽しいと思います。
食器やキッチン用品が好きな方、ちょっとのぞいてみてはいかがでしょう。
ゆとりの空間はこちらから → 【ゆとりの空間】