働く母にとって、夏休みは何かと頭の痛い時期です。
保育園時代は、夏休みもなく、毎日子どもたちを安心して預けることができていたのに、小学生になると、40日近い日数をいったいどうやって乗り切ればいいのかしら?
途方に暮れてしまいますよね。
フルタイム勤務で3人の男子を、ほとんどワンオペで育ててきた経験から、夏休みをどうやって乗り越えたか、体験談をお伝えしたいと思います。
当時、私は、月~金 9:00~19:00の勤務でした。
夫は一切育児に参加せず。実家も遠く頼れない状況。
Contents
学童に入れる
うちの場合、長男は、2年生まで学童に入れていました。
学童も、地域によって料金がまちまちですね。
横浜では当時、月に15,000円くらいでした。
夏休み中の学童での生活は次のような感じでした。
朝、8時すぎに学童に入り、午前中は近所のプールへ。料金は1回200円。
お昼ごはんは、月~金の週5日のうち、週に2回はお弁当持参。1回は買い弁の日。1回はみんなで作る日、金曜日はおでかけデーのため(あとで詳しく触れます)お弁当持参だったり現地でレストランに入ったり。
午後は、勉強タイムに自由遊びタイムなど、ふだんの学童生活の延長です。
前述したように、毎週金曜日はおでかけデーということで、たとえば、映画に行ったり、科学館や博物館のようなところに行ったり、ちょっとしたレジャー施設に行ったりという、まあ、おたのしみ企画ですね。夏休みのあいだ、毎週金曜日はこのおでかけデーでした。
途中、二泊三日のキャンプがあります。費用は、たしか、3万円くらいだったでしょうか。
学童は、保護者主体で運営しているものであったため、役員さんが同伴で参加するしくみです。
感想としては……
ほんとうに安心して預けることができました。
宿題もやれるし、プールに行ったりちょっとしたお出かけがあったり、子どもにとってはとても楽しい毎日を過ごせたのではないかと思います。
ただ、お出かけやキャンプなど、その分やはり料金がかさみます。
通常の学童料金は、15000円程度だったと述べましたが、夏休み期間は、月に6万円くらいの出費になったと思います。(おでかけ+毎日のプール+おやつ+お昼代など)
学童をやめてから
長男が3年生になったとき、二男が1年生になりました。
学童には、兄弟割引がありませんでした。
ふたりを学童に入れるとなると、月に30000円。そこに三男の保育料も加わります。
料金的に負担が大きすぎると判断し、結局二男を学童に入れることはやめました。
小3、小1の男子ふたりをお留守番させることにしたのです。
でも、学校のある日はなんとかなるとしても、さすがに夏休みの間、ずっとふたりでお留守番というわけにもいきませんよね。
そこは男の子、外に出たくて仕方ないのですから。
プールに行きたい、お友達と遊びに行きたい。。などなど。
民間のキャンプを利用
そこで、民間のキャンプに放り込むことにしました。
ほんとうに放り込む、という言葉がぴったりです(笑)
平日に予定されているキャンプを調べて、まるでパズルを組み立てるかのようにスケジュールが合うものを選んで申し込みました。
2泊3日から、5泊6日くらいまでのキャンプがそろっていますので、土日にかからず、平日がメインのものをくまなくチェックしました。
また、対象学年も細かく設定されていたりします。
たとえば小3以上となってしまうと、下の子を一緒に行かせることができないので、そこもチェックが必要です。
私がお世話になったのが、湘南自然学校というところ。 公式サイトはこちら ★
学童をやめて初めての年は、長男を19泊20日という長期キャンプに行かせました。
そのあいだ、二男は、2泊3日のキャンプを2回。
今まで学童の2泊3日のキャンプの経験しかない中、小3で19泊20日というのは無理があるかな。それも知らないメンバーで。
そうも思いましたが、本人も行ってみたいと言っているし、そこは、子どもを信じました(笑)
それだけ長期のキャンプになると、持ち物の準備なども費用が掛かりました。
そういう意味でも、学童に入れるよりもさらに割高になってしまいましたが、いろいろな経験ができて、それはそれでよかったかなと思っています。
我が家の場合、夏休みなどのまとまったお休みでも、帰省する以外、特におでかけもしないので。
特に、うちみたいに、夫が率先して外に連れていったりしないお家では、こういうキャンプ経験をできるのは貴重だと思います。
お母さんだけじゃ、なかなかできないですものね。
私はとくにアウトドア音痴なので、助かった面も多々あります。
19泊20日の経験を経て
小3で19泊20日を経験した長男は、それはそれは大きく成長して帰ってきました。
お手伝いも快くやってくれるようになったし、やればできると自信がついたようでした。
帰ってきたときのこの笑顔!楽しかったのがよくわかりますよね。
初めてひとりで参加する、知らない人ばかりのキャンプ、それも19泊も。
おうちが恋しくても帰ることもできないし、長男なりにいろいろ大変なこともあったと思います。
結果、大成功でしたが。
虫刺されや、けが、調理中のやけどなどはありましたが、どれも、日常遊んでいてもなってしまう可能性のあるものばかり。
私は、気になりませんでした。
中には、とくに女の子の場合、ケガが気になる方も多いかと思いますが、そこは仕方のないことだと妥協するしかないかも。。。
毎年キャンプに
この年をきっかけに、小学生時代の数年間、夏は毎年キャンプに行かせました。
3人とも小学生になってからは費用も3人分になったので、ほんとうに大変でした。
でも、
- 家でお留守番させる
- キャンプでいろいろな経験をする
の二択だったら、お金がかかってもキャンプを選びます。
当時は、子どもが小さいときに貯めておかないと苦労することを理解していなかったので決断できたのかもしれません(笑)
あ、こちらの記事も参考にしてみてください。
日数は限られるけれど、子どもたちだけ実家へ
最終手段としては、子どもたちだけを実家に送り込む手も使いました。
ただ、長期間は難しいですね。
というのも、うちの場合、男子三人というのもあり、ご飯の量や遊びの質を考えると、そうそう両親に負担をかけられないなあと思ってしまうところもあって。
もちろんかわいい孫のためですから、いやだと言われるわけじゃありません。
でも、それも初めの数日なのではないかと。
私の余計な詮索かもしれませんが、料理を作る母にはかなりの負担じゃないかと心配になるのです。
ですから、預けられるとしても長くて1週間でした。
夏休みのうち半分は留守番、半分はキャンプか実家
夏休みのうち、半分はお留守番、半分はキャンプか実家。
こんな感じだったですね。。。
もちろん、宿題なんて、まともに仕上げた年はありませんでした(笑)
自由研究なんて一度も出したこともなく。
宿題を出さなくてもなにもお咎めがないことに気付いてしまった子どもたちは、初めからやるわけもありません。
ただ、子どもたちの仕事は遊びだと考えたら、充実した夏休みではあっただろうと。
安全に過ごすため、ある程度の出費は仕方ない
今は、学校で活動している児童クラブのようなものもたくさんあるので、ずいぶん頼れる場も増えていると思います。
また、気軽に頼めるシッターサービスも増えていますね。
ある程度の出費は目をつぶり、安全に、そして子どもも楽しめる夏休みを過ごさせてあげたいものですね。
月収のほとんどを夏休み対策費に充てると、ほんとうに、なんのために働いているのかわからなくなりますが(笑)
大丈夫、乗り越えられます
振り返れば、とにかく、小学生時代はなにかと大変でしたね。
中学生になってからは特に、子どもたちだけで留守番させても、何も困ることはありません。
でも、今度は別の意味で心配も出てきますものね。
どこに遊びにいっているかわからない、とか、悪いことしてないかしら。。。とかね。
そう考えると、小学生時代がちょっと懐かしくなります。
小学生を持つお母さん、今ががんばりどころです!
がんばりましょ~!!