愛媛県の南にある街、宇和島に行ってきました。
県庁所在地の松山からは、電車(特急宇和海利用)で1時間半ほど。高速バスで2時間ほどの距離にあります。
そう聞くと、やや遠いイメージがわくと思います。観光で松山とあわせて回るとしたら、かなりタイトなスケジュールになってしまいますので、松山には行ったことがあるという方の「二度目の愛媛」におすすめします。
海と山に囲まれた美しい景色が楽しめる宇和島は、愛媛県の中でも独特の文化が育まれた街のようです。真珠や海の幸などの名産もよく知られてますね。
観光スポットも多数あります。
車があれば、市街から少し離れた場所にも足を延ばせるのですが、車がないと行動範囲も限られてきます。レンタカーを借りるまでしなくても…という方も多いので、今回は車なしで回れるスポットを取り上げます。
ということで、宇和島駅から歩ける範囲での見どころをご紹介したいと思います。
ちなみに、宇和島駅前はこんな雰囲気です。駅の上はJRホテルクレメント宇和島。
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宇和島城:現存する12天守のひとつ
まずは、宇和島のシンボルともいえる宇和島城。
江戸時代以前に建てられたお城で、現存するものは日本国内に12カ所あるそうなのですが、宇和島城はそのひとつ。重要文化財に指定されています。宇和島城からは、のんびり歩いて15分くらい。道もわかりやすいので迷うこともありません。もしタクシーを利用すれば、数分の距離。初乗り570円です。(2019年1月時点で)
松山から高速バスを利用する場合、宇和島に着いたらすぐに宇和島城に行きたいという方は、宇和島駅でなくバスセンターで降りることをおすすめします。バスセンターのすぐ近くが、宇和島城への登り口になります。
登り口からお城までは、およそ15分。お城は山の上にあるため、ちょっとした登山です。ふだん歩き慣れていない人には辛いかもしれません。三分の二ほどは舗装された道ですが、後半は石段が続きます。それも、段差の大きいものなので、ヒールで行くと大変です。私はヒールでした。
登りきると、ぱあっと景色が開けます。宇和島市街を見下ろす景色は、海も見え、とても気持ちがよいです。
お城の中に入ることもできます。
観覧時間はつぎのとおり。
- 3月~10月 9時~17時
- 11月~2月 9時~16時
観覧料金は200円です。(子どもは無料)
入り口にスリッパがあることに気付かず、タイツ一枚で上がってきてしまったのですが、床は多分昔のままなので、ところどころささくれていたりします。タイツに小さな穴が開きました(笑)。特に女性は、スリッパを見落とさないように、必ず履いてください。また、城内の階段は驚くほど急です。ミニスカートだと丸見えになってしまいますので、こちらも気を付けて。
春は桜が楽しめるので、お城と桜は絶好の撮影スポットになります。
きさいや広場:宇和島の特産物やお土産を買うならココ
駅前の通りをずっとまっすぐ歩くと、きさいや広場に着きます。時間にして20分弱くらいでしょうか。1キロほどの距離です。
途中、きさいやロードという商店街を横切ります。こちらの商店街、閑散としていますが、昭和の雰囲気が漂う商店街です。ふらっと寄ってみるのもよいと思います。
きさいや広場では、宇和島の特産物やおみやげが手に入ります。また、宇和島の海の幸をお手頃価格で楽しめる食堂もあります。
私は食事を済ませていたので食べませんでしたが、海の幸をふんだんに使った丼など、どれもおいしそうでした。ぜひおなかに余裕のあるときに行ってみてください。
今回は、おすすめお土産をご紹介します。
みかんチョコレート:パッケージもかわいくて女子へのお土産にぴったり
お菓子はお土産の定番。きさいや広場にも、いろいろなお菓子があります。
その中で個人的にいちばん気に入ったのがこちら、みかんチョコレート。
ほんのりみかんの風味のホワイトチョコレートなのです。チョコレートとしてもとてもおいしいのですが、なんといってもこのパッケージがかわいい!
写真のとおりパッケージは5種類ありました。どのパッケージも素敵ですよね。
花真珠石鹸&ハンドクリーム:真珠パウダーが効きそう
宇和島は真珠で有名ですが、その真珠のパウダーを使った石鹸とハンドクリームがあります。宇和島市推奨品になっている花真珠という名前のこの石鹸。ネットつきです。
また、箱の中に洗いながらマッサージできる解説書も入っていてありがたい。洗い上りはさっぱりつるっという触感で、どなたにも喜んでもらえそうです。
もうひとつ、花真珠ハンドクリーム。
みかんなど柑橘の香りのハンドクリームです。べたつかないので、ぬったあとすぐにパソコンを触れます。個人的にオフィスのデスクに常備したいハンドクリームなので、こちらも女性に喜んでもらえそう。
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柑橘王国ならではのドレッシング
愛媛といえば言わずと知れた柑橘王国。地元の柑橘を使ったドレッシングやピクルスなどもお土産で並んでいます。
その中でも断然目をひいたのがこのドレッシング。
みかんを使ったノンオイルドレッシングです。ノンオイルのうえ、化学調味料不使用で素材にこだわっている点が、健康を気遣う方にもぴったり。しかも、こちらもパッケージが素敵です。
キッチンに置いてあったらちょっとうれしい、そんな一品だと思います。みかんのほかに柚子などもあります。
おまけ:持ち帰れないけど買ってみたい
きさいや広場には、鮮魚もたくさん並んでいます。お刺身から切り身、一匹まるごとの立派なものまで。
ブリの切り身
私の大好きなブリなど、三切れ350円! スーパーで買ったら580円くらいします。
真珠の貝柱
あこや貝の貝柱なんていうものもありました。真珠の貝柱ですね。
麦みそ
四国・中国・九州地方はお味噌といえば麦みそが一般的だそうです。
ずっと関東に住んでいる私ですが、麦みそが好きで、いつも麦みそを使っています。愛媛も麦みその産地のようで、きさいや広場にもいろいろな種類の麦みそがずらっと並んでいます。
お味噌は重いので、ネットで買う方がよいですね(笑)
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ぐるり宇和海:宇和島新内港からの宇和海遊覧
きさいや広場のとなり、宇和島新内港から「ぐるり宇和海」という遊覧船に乗れます。
遊覧船といても、地元の方々の貴重な足になっている船に乗せてもらう形なので、地元の方々の日常を垣間見ることができます。
段々畑などの美しい景色が楽しめます。
船からの景色です。
ぐるり宇和海のコースは、1時間半程度のものと4時間かかるものとがあります。4時間の方はデッキに出ることができるので、写真を撮りたい方はぜひ4時間コースを選んでみてください。船の時間も限られるので、一日がかりになってしまいそうですが、余裕のある方はぜひ。
港からの眺める海も綺麗です。
和霊神社:日本一の大鳥居
宇和島駅から歩いて10分弱。
日本一の大鳥居を誇る和霊神社があります。
鳥居の奥に見えるのが神社です。この神社には、橋を渡っていきます。とっても風情がありますよね。
鳥居の手前は公園になっています。SLもあり、子どもたちのよい遊び場になっていました。
のんびり時間を過ごすのに最適です。
まとめ
歩いて回れる宇和島の観光スポット、いかがでしたか?
歩いて行けるところのみのご紹介になりましたが、ちょっと足を延ばすと自然を楽しめるスポットなどもたくさんあります。
もしも宿泊するなら、宇和島駅前の「JRホテルクレメント宇和島」が快適でおすすめです。
タバコの匂いが苦手な方に嬉しい禁煙フロアーもあり。チェックアウトが12時というのんびりできるコースもあります。
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