ふつうの主婦だけど、キラキラしたっていいじゃない？

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私のちょっとした妄想の話です。

若いころ、大手人材派遣会社で働いていました。
派遣スタッフとしてではなく、派遣スタッフを企業に紹介する側です。

企業側は、派遣会社の紹介したスタッフを面接することは禁じられていました。（当時は。今はどうなんでしょうか？）
でも、これは建前で、往々にして企業面接がありました。

人柄がよくてスキルがあったとしても、幼い子どもがいるスタッフさんはなかなか採用されません。
「いつ休むかわからないから」
という理由です。

独身だった私は、正直驚きました。
でも、当然といえば当然なのかもしれないと、考えるきっかけにもなりました。

女性が働き続けるのは、実は大変なことなのだなと実感したのです。

いちばんいいのは、働かなくても十分豊かに暮らせる収入のある人と結婚することかもしれません。
お金の心配が絶えないと、お財布だけでなく精神的にも、ほんとうに余裕がなくなってきますしね。

でも、若い頃は、そんな考えは全くなかったんですよね。

それに、そのように豊かな男性は、ほんのごく一部。
現実的じゃないというのもあるし（笑）

大部分の男性は、そんなに豊かじゃないですものね、今のご時世。

だから、ほとんどの女性は、少しでも豊かに暮らすために、自分も働くという選択をしているのではないかと思います。

そして、たとえば、仮にパートで月５万円の収入を得たい場合。

同じ５万円の収入を得るなら、面倒な人間関係の中で時間に縛られてつまらない仕事をするよりも、自分が興味の持てる好きなことで稼ぎたいと思うのも当然だと思います。

仮に５万円なら、頑張ればなんとかなりそうな気もしてしまいますしね。

そういう私も、実は。。。

夫の収入を考えたら、扶養範囲内のパートで十分とは到底言えなかったので、フルタイムで働くしかありませんでした。
なので、私の場合、週末起業をして少しでも収入を増やしたいと考えたわけです。

そして、イメージコンサルタントの資格を取ろうと、一念発起しました。
2005年のことです。

なぜイメージコンサルタントだったのか。

ひとつめの理由は、お洋服が好きだったから。
当時、５歳４歳３歳と、ちょろちょろ走りまわる男子３人の保育園への送迎もあったので、ヒールは履けないし汚れてもよいような服を選びがちでした。
子どもたちに手がかからなくなったらこんな服を着てみたいなあと思いながら、お風呂でファッション誌を眺めるのが至福のひとときだったくらいです。

そして、ふたつめは、自分のためにお金をかけられない主婦にこそ、必要だと思ったからです。
似合うカラー、似合うスタイルがわかれば、買い物で失敗することはないし、限られたお金を有効に使えると思ったのです。

そんなわけで、仕事がお休みの土曜日、子どもたちを保育園に預けて１０か月くらいかけてディプロマを取得しました。

軽の車が一台買えるくらいの学費がかかりました（笑）

収入を増やすために使った学費ですが、まったく回収できていません。

なぜなら、ディプロマを取得してから、その後につなげることができなかったからです。

あれから１０年以上経ちましたが、いま、女性の起業が大人気ですよね。

女性向けの起業セミナーや起業を視野に入れての講座はとても人気があるようです。

当時は、資格をとったあとにどのように動いたらよいのか、教えてくれるところが全くありませんでした。
（もしかしたら、探せばあったのかもしれません）

スクールでも、ディプロマを取った時点で終了です。

やってみたい人はどんどん独立してがんばってくださいね、と。

学習の内容からか、モデルのように美しい若い子は、そのままスクールに残って講師になったり事務として働いたりといった選択肢がありましたが、それ以外は自力でなんとかしないといけませんでした。

今のようにFacebookもありませんでしたしね。